下水処理の仕組み
汚水が下水道管を通って最終的に辿り着く場所が下水処理場。沈砂池、最初沈澱池、反応タンク、最終沈澱池、 消毒設備を通ってキレイになった水は、水蒸気になって雲になり、雨になり、川や海に戻され、いつしかまた私たちのところに戻ってきます。
沈砂池
最初沈澱池
反応槽
(反応タンク)
最終沈澱池
消毒設備
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STEP 1 沈砂池
大きなごみや石、砂などをしずませて取り除きます。
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STEP 2 最初沈澱池
沈砂池で取りのぞけなかった細かい汚れをゆっくり流して沈めます。
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STEP 3 反応タンク
汚水に活性汚泥(※)と空気を送り込んで撹拌し、汚水をきれいにします。活性汚泥は微生物の固まりのこと。
クマムシ、ヴォルティセラ、アルセラ、エピスチリス、イタチムシなどのたくさんの微生物が汚れを食べてくれます。
下水処理場で働く微生物:横浜市環境創造局提供
※これらの画像の中には着色しているものも含まれます。
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STEP 4 最終沈澱池
水をゆっくり流して活性汚泥を沈め、きれいになった上ずみの水と分けます。
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STEP 5 消毒設備
上ずみの水を消毒します。
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STEP 6 放流
消毒してきれいになった水(処理水)を川や海に流します。
やがて川や海の水が蒸発して雲になり、上空で冷やされて雨になり、川を流れ、また地上に戻ってきます。(水の循環)